「すべての物事は必然である」 松村厚久社長の言葉

原因は自分にある?他人にある?

「何故こんな目に遭わなきゃいけないんだ・・・」

そう言いたくなる事って、ありますよね。

 

問題が起こった時に他人のせいにしている人はいつまでたっても成長できない。

原因を自分に求める人こそリーダーである。

 

いろんな所で言われてますから、何度も耳にしている方も多いはず。

だからアタマでは分かってるんです。

 

子供が生まれたり、

部下を持ったり。

 

人を育てる立場になった事でそう在らねばならないと思ったりもする。

 

 

でも、

、、

つい、

 

「何で俺がこんな事、、、」

 

と、口に出ちゃう時も(笑)

 

少し前の話になりますが提携していた会社が盗難事件に遭い、ウチにとって重要なデータが失くなった事がありました。

 

一緒に警察にも行き対策を練り、どうにもならないことが分かったので関係者に説明をする。

 

とても情けなく恥ずかしい思いをしました。

 

「全て弊社の責任です」

 

クライアントに対してはそうやって説明しました。

僕もそれなりの経験がありますからその場は冷静に対処できるんです。

 

でも盗まれた本人の対応に無責任なところが見えたりするとだんだん腹も立ってきます。

その危機意識の薄さが問題を起こしてしまったのにそのことに気づいてない。

それが分かっちゃったんです。

 

すると

「悪いのはこいつだ」

 

心の中から声が聞こえてきます。

 

実際、盗難現場に居なかった僕が何かをしたわけではない。報告を受けたのは盗まれてから1週間が経過し取り返しがつかなくなってからなのです。

それでもその人を管理監督できなかったのは僕であり、仕事を任せたのも僕なのです。

 

 

奥歯をぐっと噛み締めます。

僕は自分の感情をコントロールしながら、本当の問題に気付いてない彼を指導しなければなりません。

 

それは腹を立てている僕にとって試練であります。

何が試されているのか。

 

こういった時に2つのパターンに分かれます。

 

ひとつは感情を抑えきれなくなって

「俺には関係ない」

「お前が悪い」

と言ってしまうパターン。

こういった時に指導は上手く行きません。

 

もう一方は解決のために何が出来るのか。二度と同じ過ちを犯さないために自分に何が出来るのか。自分に矢印を向けて前に進む人。

なぜ彼に指導をするのかといえば、

決して僕がスッキリするためではなく、

本人の気付きや成長を促すため。

 

自分の感情に任せて怒り散らすのか

相手(彼)が事の本質を理解できるように諭すのか。

 

大きな問題を乗り越えれば乗り越えるほど、人は成長できる。

「すべての物事は必然である」

そう言い聞かせて奥歯をぐっと噛み締めながら自分の気持ちを伝えます。

本当の意味で上手くいったかどうかは分かりませんが、やれることはやった。

そんな体験でした。

すべての物事は必然である

この言葉の持つ意味も知らなかったわけではない。

でもこの人からその言葉を聞くまでは、僕は本当の意味を知らなかったかもしれません。

松村厚久社長

ダイヤモンドダイニングの松村厚久社長。講演の写真を撮らせて頂きました。

松村厚久社長は高知県出身の実業家で難病と闘いながら飲食店を約250店舗展開し、約5000人のスタッフを率いている外食業界の超有名な社長です。

一号店として2001年に銀座で吸血鬼の館をモチーフにしたVAMPIRE CAFE(バンパイアカフェ)をオープンしました。

その後も「迷宮の国のアリス」や「ベルサイユの豚」などエンタテインメント性のある店を作ります。最近ではきゃりーぱみゅぱみゅの衣裳を手がけている増田セバスチャンさんと一緒に「KAWAII MONSTER CAFE」を原宿にオープンさせたりもしています。

 

それまで外食業界では一つの店を他店舗展開するのが常識でした。

・・・が、

松村厚久社長はコンセプトの違う店をいくつも出し2010年には外食業界初の100店舗100業態を達成。

 

しかもそれだけではありません。

日経流通新聞でのランキングで店舗売上伸び率第1位を獲得するなどトンデモナイ結果を出し続けています。

 

2007年にJASDAQに上場し2015年には東証一部の上場企業へ。

 

自ら興した会社を上場までに導くのは並大抵ではない。

でも、本当の意味で凄いのはここから。

 

なんと、

若年性パーキンソン病であることを告白したのです。

 

ダイヤモンドダイニング 松村厚久社長と近藤太香巳社長

手足が震え身体が思うように動かない松村厚久社長(左)とそれを支える盟友近藤太香巳社長。

 

若年性パーキンソン病は具合が悪い時は自分の足で立って歩けないほどの重病。

日常生活に大きな支障をきたす病気を抱えながら、、、秘書に身体を支えながらそれだけの事を成し遂げているのです。

 

そんな松村厚久社長が言った言葉が
パーキンソン病と闘う松村厚久社長

難病と闘いながらこれだけの結果を出し、

さらに

「すべての物事は必然である」という。

 

「自分の能力はこんなもんじゃない。自分の体がもう少し戻れば、自分がもう少し頑張れば社員の給料が上がるのに」

という。

松村厚久さんの気持ちを想像すると涙が止まりません。そして大きな勇気と希望をもらいます。

松村厚久社長

フジテレビ Mr.サンデーでも特集されていました。かなりの高視聴率だったそう。

 

問題が起こった時に

どのぐらいまで許容できるのか?

どのぐらい大きな試練を乗り越えることが出来るのか?

それが人間としての器のような気もします。

 

そんな事を教えてもらいました。

 

松村厚久さんに比べれば僕の悩みや試練など小さなものであり、超えられないはずはない。

そんな風に思えてきます。

こうしてブログを書いている今も心が熱くなり、何があっても絶対に乗り越えてみせると思えてきます。

 

台風が近づく東京のホテルで一人そんな事を思ったのでした。

松村社長、ありがとうございました!

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阿部拓歩について

情熱をテーマに人物写真を撮っている写真家。経営者を中心に「ニッポンの偉大なリーダーの素顔」をwebや写真展などで広く伝える活動をしています。

プロモデルではないフツーの人を自然に撮るのが得意で「笑って」と言わずに笑顔を引き出して撮影するスタイルがウケています(←自分で言っちゃった)。

創業80年になるフォトスタジオを徳島と大阪で5拠点 経営し家族の宝物をつくる事業をしています。東京にも月に3回ぐらい出没中。

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大阪でおこなった「大切なもの写真展」について地元の徳島新聞に取り上げられた時の記事です。徳島新聞に掲載された時の写真

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