創造に絶対に必要だと思う視点。

高校を卒業してプロのドラマーを目指して上京した僕。

ありとあらゆるジャンルの音楽をプレイできるように練習しまくった大学時代。

大学時代のボク。

大学時代のボク。授業には出席せずに部室でずっとドラムの練習をしていたので母が冗談で「ドラ息子」と言っていた(笑)なぜ肘にシールがついてるかというと、師匠が他のお弟子さんに説明するためのモデルになったから(笑)

唯一、苦手だったのはジャズドラム。

ロック系で育った僕としてはちょっと音楽の聴きこみが足りなかったのか、いわゆる「ジャズっぽくない」プレイだった。

 

大学3年生のある冬。

竹内大輔という仲間のピアニストがちょっと変わったジャズのバンドに誘ってくれ、ミシェル・ペトルチアーニというピアニストの曲をやった。

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ミシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani, 1962年12月28日 – 1999年1月6日)は、フランス出身のジャズ・ピアニスト。先天性疾患による障害を克服し、フランス最高のジャズ・ピアニストと評価されるほどの成功を収めたが36歳の若さで亡くなってしまった。 ウィキペディアより

 

 

「今までのジャズの概念にとらわれないペトルチアーニの音楽がやりたい」

それが誘ってくれた竹内大輔の想いだった。

 

 

普通のジャズならしないような事にチャレンジしたのだが僕らの演奏を聴いた先輩ジャズドラマーに

「あれはジャズじゃないね」

と言われてしまった。

 

先輩のジャズドラマーからするとバンドの音がうるさかったのだ。その人の培ってきたジャズという枠の中に入らないという事なのだろう。

 

でも、ボクは心の中でこう呟いた。

ウチのバンドはあんたの枠の中でジャズをやってんじゃない。

ジャズをあんたが定義すんじゃねえ!

 

 

アートの世界に正解はない。

例えばサッカーならゴールに入れたら勝ち。スポーツの世界は分かりやすい。美しいサッカーをしたとしても点を入れなければトロフィーはもらえない。

 

アートの世界はそうではない。十人十色の世界である。

昨日まで醜かったものが、視点を変えただけで美しくなったりする。

 

一つの音をどんな風に愉しむか。どんな意味付けをするかが大切な世界。ジャズの楽しみ方や定義なんて人それぞれである。

 

 

今でもボクの写真は写真館っぽくない写真だとか言われたりする。

 

 

その度に心の中でこう呟く。

「写真をあんたが定義すんじゃねえ」

 

大切なのはそれがどんな流派に所属するかではない。

それを通じて「何が伝わるか」ではないだろうか。

 

料理の写真

以前に撮影したスープの写真。フランス料理だかイタリア料理だか知らないけど、美味しかった。

 

料理人が料理を作ってくれた。アジアン料理だか中華料理だかよく分からなかったが美味しかった。または心がほっこり温まった。

その気持ちや体験が良ければどんなジャンルの料理だったとしても良い。

評論家は「そんなのは中華料理じゃない」と言うかもしれない。けどお客さんは何料理でも良いのだ。

 

誰の方を向いて仕事をしているのか。

 

自分は賞をとるために写真を撮ってるわけじゃない。仲間のカメラマンから尊敬されるため写真を撮ってるわけじゃない。

お客さんに感動してもらうために撮ってるのだ。

 

 

 

表現の世界にはいろんな枠がある。

ジャズならモダンジャズ。スタンダードジャズ。ラテンジャズ。

日本料理なら小笠原流。四条流。

写真ならスナップ写真。報道写真。ポートレート写真。

評論家はよくモダンジャズの巨匠とか言って、ある人の演奏を「定義」する。枠をつくり分かりやすく伝えてくれる。

それは彼らの仕事。

 

問題は表現する側が「モダンジャズ」とやろうとか「ラテンジャズ」をやろうとか、誰かの作った枠から思考してしまうこと。

 

 

 

新しいものはそこにはない。

その枠を越えて行くことが「表現」である。自分の心の中にある気持ちを信じてこそ表現である。誰かが決めた「音楽」や「写真」や「料理」の定義の中でやる必要はない。

 


誰かの枠の中で作るのは表現者ではない。職人だ。

表現者という仕事はそんな生やさしいものではない。

自分の心のそこで聞こえる声と向き合って創作物に落としこむ。その悩みや葛藤の末に新しい表現があるのではないだろうか。

 

 

 

要するに権威なんてクソ食らえである。

では何を大切にしたら良いかというと、「目的」を意識することだと思う。

 

何を伝えるために写真を撮ってるのか?

誰の為に料理を作っているのか?

どのような体験を演出したいのか?

 

創作物を通じて成し遂げたいゴールを意識することではないだろうか。

パッションリーダーズ特別無料講演

ここ2年間ライフワークとして撮っているパッションリーダーズ。ボクが撮る目的は「拓歩は写真が上手だね」って言われるためではなく、近藤太香巳代表の情熱を伝えることで「俺もこんな経営者になりたい」って思う人を増やし、日本経済が良くなったらイイなと思ってるから。尊敬している人が歴史に残るような実業家になるのをお手伝い出来たら良いなと思っているから。

 

志の高さが問われているんだと思います。

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阿部拓歩について

情熱をテーマに人物写真を撮っている写真家。経営者を中心に「ニッポンの偉大なリーダーの素顔」をwebや写真展などで広く伝える活動をしています。

プロモデルではないフツーの人を自然に撮るのが得意で「笑って」と言わずに笑顔を引き出して撮影するスタイルがウケています(←自分で言っちゃった)。

創業80年になるフォトスタジオを徳島と大阪で5拠点 経営し家族の宝物をつくる事業をしています。東京にも月に3回ぐらい出没中。

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大阪でおこなった「大切なもの写真展」について地元の徳島新聞に取り上げられた時の記事です。徳島新聞に掲載された時の写真

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