3連休の最後の日だった昨日。久しぶりにスーツを着てネクタイを締め大阪の南港にあるハイアットリージェンシー大阪さんへ。
ブライダルフェアのお手伝いにいってきました。
ボクの職業について
ご存じない方もいらっしゃるかもしれないのでカンタンに説明しますね。
ボクの仕事は写真を撮ったり映像を制作したりする事ですが、阿部写真館という創業79年目を迎える会社の4代目でもあります。会社は結婚式場とのお付き合いも多いので結婚式の仕事もしているのです。
そんな僕らの昨日の仕事はブライダルフェアでハイアットリージェンシー大阪の魅力を伝え「ココで結婚式がしたい!と思ってもらう事。ウチの仕事を獲得するのが目的ではない。
ハイアットリージェンシー大阪の敷地内にあるチャペル。水上に浮かんでいるような幻想的な景色。大阪市内にはない穏やかな空気が流れている。ボクが撮った写真じゃないから絵画風に加工してみた(笑)
今日の仕事は何に繋がっているのか。
「えーー!ブライダルフェアの撮影??また協力しなきゃいけないの??一銭にもならないのに。他の仕事も溜まってるし面倒くさいな」
心の中で文句を言いながら、ただ結婚式場に言われた事をこなしシャッターを切る人も居ます。(ウチの会社にはいないはず)
この瞬間、ただのシャッターマシンであります。
シャッターを切る機械。
一つ一つの仕事に心を込めるという事とは無縁。機械ですからいかに効率よく目の前の仕事をこなすかという事が第一優先です。
でもシャッターを切るというタスクの先にブライダルフェアの成功をイメージする事が出来れば仕事の質は変わる。
そう思う。
あなたの業界ではどうですか。
結婚式場でお付き合いさせて頂いている大阪のコトナさんの依頼で撮影したウエディングフォト。ゼクシイに使うための写真で会場の魅力を伝えるのが仕事。
お客さんは一人ではない。
新郎新婦さんだけがお客さんではない。
結婚式場というステージか無かったら撮れないのだから、取引先に貢献することは大切な仕事であります。
ブライダルフェアの撮影の先に結婚式の本番がある。
二人の笑顔だけではなく協力会社の笑顔も想像できているならば、それは世の中にとって価値ある仕事になるのだろうと思います。
ただ単に写真を撮ってるわけじゃない。
ただ単に映像を制作してるわけじゃない。
どんな作業やタスクにも意味があり、誰かに貢献している。
作品を作るという作業を通じて大きな意味のある仕事をしているのだ。
それは、、、
新郎新婦にとって一生の思い出になるように心を込めて一つしかない作品を届ける事。
結婚式の現場で進行をコントロールするサービスキャプテンが仕事しやすいように、誘導のお手伝いをしたりする事。
ハイアットリージェンシーの格にふさわしい作品を作り評判が大阪中に広まるような商品を開発し業績を上げるお手伝いをする事。
いい作品を創るのは大切。でもそんなの当たり前でしょ。プロに頼んで質が悪かったら問題外。
作品だけにフォーカスをすると、進行を妨げてまで写真を撮ったり、芸術的だけど心が温まらない作品になったり、自社の売り上げしか目に入らなくなったりする。
仕事とは1人で出来るものではない。
たくさんの協力してくれるパートナーがいるからこそ、このブライダルフェアで写真を撮ったり映像を制作したりできるのだ。
一生懸命に撮影をするスタッフの背中を見ながら、そんな事を感じたのでした。
自分を振り返る
自分はどの程度貢献できているのだろうか。
このブログを書くことは一体何に繋がっているのだろうか。
足元を踏みしめつつ夢に向かって進んでいきたいと思います。