正論では人は動かない。

 

今日は昨日の記事の続き。

魅力的「ではない」タクシー業界

離職率が高いと言われているタクシー業界。実際のところはどうなのだろう?

知恵袋を調べてみると、こんな声があった。

夜が遅く体力的にキツい

一年に一回は信号待ちしていて後ろから突っ込まれてしまう(危険な仕事)

給料が鬼のように安く、家族を養うどころか自分一人生活するのも大変

運送会社は仕事は会社が見つけてくれるけどタクシーは自分で見つけなければならないのが大変(ドライバーからの意見)

http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1336060478

なぜ日本交通に就職したのですか?

と聞いたところ出てきた答えは

家から近かったから。

なりたくてなってるわけじゃないという現実。

モチベーションを上げろ!虚しく響く声。

そんな中で、ある日突然に会社に現れた社長の息子。

モチベーションをあげろ!

その声を聞いてタクシーの運転手さんたちはどう思ったのだろう。

タクシー王と言われた創業者の孫。

お金持ちにイケメンと言うだけで嫌われてもおかしくはない。

聞けばMBAを持っているとの事。

社長の息子の指示をどう受け止めたのだろう。

ついたあだ名は

社員との間には溝ができていた。

 

 

それにしても、よく分かります・・・・。

僕も同じようなことをしてましたから。

25歳で東京から帰ってきた僕。

「〇〇すべき」と正論を振りかざしていました。

でも、正論を言えば人が動くかといえばそんなことはないんです。

何を言うかより「誰」が言うかが大切です。

プライドを傷つけられた川鍋がキレた。本来なら歩み寄って修復を図るべきなのに、逆に背中を向けた。2000年7月に子会社「日交マイクル」を立ち上げて、営業を開始した。以前から構想を温めていたという会員制ミニバン・ハイヤー事業で、「マイクル」というのは「MyCrew」という意味だという。理屈として筋は悪くなかった。だがそれを現場に落とし込んでいくには実践力が足りない。しかも孤立無援。最初の数カ月で数千万円の赤字を出し、慌てて撤退することになる。

GLOBIS 知見録より抜粋

 

どうすれば良いのか教えて欲しい

そのように社員に頼んだんだそうです。

 

10個の施策を打って当たるのは2〜3個。

それでいいんです。

やれば出来るそう思わせることが大切。

 

 

 

220万回もの再生回数を記録したこの映像を見れば

川鍋社長のリーダーシップがよく分かります。

 

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