広告写真キャッチコピーのよくある失敗

東京での仕事を終えて羽田から大阪へ。

久しぶりに電車に乗りました。普段、自転車で大阪市内を移動しているんですよね。

地下鉄なのに天井が高い心斎橋駅で電車を待っていたんですね。

そこで見つけたとある看板広告。

広告のコピーはお客さまが離れない会社

大阪スタジオの建築写真。本文にあるような建物内装の写真もこんな感じでした。

そして写真は会社の建築写真。不動産屋に行ってオフィスを探している人に役立ちそうな写真です。

それを見た次の瞬間・・・

あぁ、これは売れないだろうな、、、。

そんな事を思ったのでした。

なぜか。

ちょっと整理してみましょう。賢いあなたはすぐに気づくはず。

キャッチコピー=お客様が離れない会社

メインの写真=会社の建物内部の建築写真

いかがでしょうか?

伝えたい事がお客様が離れないことなのであれば、それを証明する写真が必要ですよね。

なのにそれを証明するのに建築写真を使っている。

どうです?

このミスマッチ。

 

 

また地下鉄の駅構内に置いてある広告は電車待ちの人が見る広告。

そんなに長い時間みてくれるわけではありません。

会社の建物の写真が出て来た所でクライアントの伝えたいことに何の関係もないと思いません?

お客さんと握手している営業マンの写真を10カットぐらい並べた方が伝わると思んだけどなーーー。

まぁでもそんな広告を作ってもクライアントの会社の業績は上がらないんですけどね。

それが何故かはまた別の話。

 

広告写真の仕事で大切なのは良い写真を撮ることではなく企業の業績に貢献する事。

伝えるメッセージが間違っていたらどんなに良い写真でも業績は上がりません。キッパリ(^◇^;)

何の写真を撮るか考える前に「何を伝えたいのか」を考えましょう。写真はそれを伝えるための手段の一つなのですから。

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