顔出しと株価の関係性 リーダーの条件

 

今年で79年になります写真館を経営しているボクですが、

最近世の中の流れが変わってきているなと思う。

色んな所で言われていることですが、モノの時代は終わったんです。

今の日本の閉塞感もその新しい時代へいくために踊り場なのかもしれない・・・・。

 

モノの時代の終焉

ビジネスで大切になってきていること。

それはどんな商品やサービスを取り扱うかという「何」ではなく、

一体誰がどんな思いでその商品を届けているかという

「誰」が重要になってきているのはこのブログでも繰り返しお伝えしていることであります。

でも、中にはこんな声もあった。

「10人ぐらいの小さな会社ではそうかもしれないけど、ある程度の規模になるとそれは難しいよ。」

「組織にしなきゃ。システムでやらないとそれ以上は上にいけないよ。」

そんな声もあったのですが、エクスマの藤村正宏先生に面白い事を聞いたので今日はそれをシェアしますね。

まずはこのグラフをみてください。

リーマンショック後の上場企業の株価の推移を表したグラフなのですが

企業のホームページ上に社長や役員の顔が出ているかどうかでグループ分けをしたんだそうです。

すると・・・・

顔を出してない企業と出している企業の間で1.6倍の株価の開きがあった。

さらに、そのトップのメッセージの「主語」も分析。

60%アップ 「私たち」はこんな想いをもって事業をやっています

40%アップ 「弊社は」こんな想いをもっと事業をやっています

31%アップ (主語がなく)こんな想いをもって事業をやっています

 

そしてこの2つをまとめたら衝撃的・・・・。

 

ホームページに社長や役員の顔が出ていて

「私たち」という自分を強く認識したメッセージを出している企業と

顔すらでていない企業の間に株価にして倍以上の開きがあったのです。

 

とデータにしてみたが、

そんなことしなくても答えはカンタンなのだ。

 

考えてみて欲しい。

 

企業のトップが明確なメッセージを発信してボクはこんな想いで今度の商品を作ったんですとか発表している会社。

もう一方のトップは何を考えているのか分からない。

 

 

あなたはどっちの会社が好きになるだろうか??

どっちの会社を信頼するだろうか?

 

リーダー自らが先頭に立って責任をもって発言してる会社と

リーダーの顔が見えない会社。

 

どっちを応援したいかなんて決まってる。

これからは中小企業だけではなく大企業も「顔を出す事」が重要になってきている。

自分のパーソナリティーを表現し社会に想いを届けることのリーダーが求められています。

沢山の人を幸せに導くリーダーが今,求められている。

 

匿名でなら立派な事が言えても、実名の場合は責任ある発言が出来ない・・・。

そういったリーダーを今の社会は求めていないのでしょうね。

 

自分の顔を出せること。

これからのビジネスパーソンに求められる条件になりつつあるのかもしれません。

 

尊敬するネクシィーズの近藤太香巳社長の就活生へのメッセージを見ていて感じたのはそんなことでした。

 

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