写真館という斜陽産業で4代目の跡取りをしている阿部拓歩です。
先日こんな事をFacebookに投稿しました。
「新聞はおろか、テレビすらほとんどみない僕。
情報源は妻か、直接会ったヒトか、あとはインターネットぐらい。
新聞よりネットのほうが早くて詳しいですものね。」
すると、いつもFacebookでコメントをくださる鈴木さんからこんな書き込みが。
世の中一生懸命仕事してる人ってテレビみる暇がないんです。
そこで視聴率、視聴率と言われても良くなる訳ないんです。観てるのは家にいる人だけで、
どうしてもみたいものは録画しますし、ニュースはPCの方が速いですからね。
すぐ結論も出てますから。きびしいですよー
そうか〜〜最近どんどんテレビや新聞の影響力が下がってるんだね。
気になって調べてみると・・・
日本人のテレビ離れが指摘されているが、各局の2012年上期(4~9月)の全日視聴率を、10年前と比較してみるとテレビの凋落ぶりがはっきりとわかる。
- 日本テレビ 9.7%(2003年)→7.7%
- テレビ朝日 7.2%(2003年)→7.5%
- TBS 7.7%(2003年)→6.5%
- フジテレビ 9.2%(2003年)→7.2%
- テレビ東京 3.7%(2004年)→2.9%
- NHK 7.7%(2004年)→6.9%
テレビ朝日以外は軒並み視聴率を落としている。日本テレビとフジテレビに至っては、2%という衝撃の下落幅だ。全局あわせれば10年前のマイナス6.5%。
1%の視聴率を130万人と考えれば、約850万人の視聴者を失なったことになる。
※週刊ポスト2012年11月30日号
う〜む。確かに厳しい。
っていうかヤバイよね。これ。
これはデフレとか人口減とかによるものではない。
今はネットからいくらでも情報がスピーディーにはいるから、絶対的な存在ではなくなった。
テレビが数ある選択肢の中の一つの存在に成り下がったんでしょうね。
ボクが生まれる前の阿部写真館 本店
でも・・・・それはウチも同じ・・・。
ウチの家業である写真館業界ってね、
「写ルンです」やデジカメの普及で写真が身近になり、だれでもある程度は残せるようになった。昔はプロに頼まないと撮れなかったのに、今ではお金を頂いて写真を撮るってのは前より難しくなっています。
またスタジオアリスさんみたいな「ママさんカメラマン」主体の会社が出てきた事で「職人の仕事」では無くなってきた。カメラマンといえば「オッチャン」というイメージが昔はあったが、子供の撮影においてはいまはオッチャンは完全に女性カメラマンより避けられる存在になってしまった。
昔は良かったんです。
ボクの欲しいものを何でも買ってくれた祖父と「あなたは将来ここを継ぐのよ」と繰り返し言っていた祖母。
ボクのおばあちゃん曰く
家族でやってた時が一番儲かったんだそうです。
それも30年前の話。昔は写真館という業種は誰がやっても儲かったらしいが、今は後継者が居なくて困っているんですよね。
写真館といえば社会の隅に追いやられた存在かもしれない。
でも、、、、でもですよ・・・・。
だからどうした?
って思うんです。
どんな状況でもやり方はある。
現にウチの本店は徳島県の人口3万人の小さな田舎の街にありますが、去年は2304件もの撮影をスタジオでさせて頂いた(自慢)。
売上の半分を占める結婚式の撮影・・・主に出張撮影とは別で、、です。
人が居ない街なのに、お客さんわんさか来るから駐車場が足りなくて拡張したし、新しいスタッフも採用している(これまた自慢)。
全国的にはどんどん写真館が廃業していきますが
ウチは4代目であるボクが店を空けて大阪の立ち上げをやっていてもお客さんは増えているし、スタッフはどんどん進化している。
もちろんマーケティングにはじまりマネジメントやコーチングなど、ありとあらゆることを勉強しましたし今でも続けています。
だって、ちゃんとやり方を勉強して努力すればどんな業界でもやれる。
そんな風に思うから。
ただひとつ言えることは
「自分が変わらなければならない」
ということだと思うけれど。
コメントくれた鈴木さんが言った「厳しい」・・・というのは業界全体としてどうか??という問題であって
自分の未来ではないハズなんです。
業界がダメだから自分の未来もダメと自動思考するのか?
業界がダメでも自分の未来を切り開こうと決意するのか?
考え方によって自分の成長度合いは全く変わってくる。
自分の気持ち一つで10年後に開ける未来は180度違う。
過去の歴史や他人の思いは変えられない。
変えられるのは自分と未来だけ。
決めることはただひとつ。
自分は絶対にやり遂げる。
ホントにそれだけだと思う。
もちろん不安や迷いはあるし、ダメかもと思うこともある。
でも最後には必ず勝つと決めるんです。
自分の弱い心に勝つと決めればいいんです。
今日は少々熱くなってしまいました。これを読んでくれたあなたの会社がもっと良くなればボクも嬉しいです(^^)
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