時代の流れと共に求められていることは変わります。環境が変わればプロとしての仕事も当然変わる。
写真が発明された頃に求められたことは「人物が正確に写っていること」でした。写るだけですごい技術だったんです。
何しろ人物の肖像画を書こうと思えば画家を雇って丸一日書けて絵を書かなければならなかったのに写真はたった1分間ジッとしてるだけで複写できたんです。
歴史上の偉い人。
現代には織田信長の写真も聖徳太子の写真も残っていません。写真という技術のお陰で一般人がその姿を後世に残すことが出来るようになったんです。
<昔の白無垢の写真>
写真って昔は大型の機材が無ければ撮れなかった。ただ写るだけで価値があったんです。
けれど・・・・
技術の進歩でカメラが小さくなった結果、自然な表情が押さえられるようになりました。ただ写るだけならスマホのカメラで十分になりました。
人物が静止した写真しか撮れなかった時代には無理だった表現が今の若い人にはウケているようです。
けどこれって当たり前ですよね。
プロとしてお金を払うに値する写真とはどのようなものなのか。ただ写っているだけではなくその人や会社の魅力が伝わって業績が上がらないと価値はありません。
時代が求めるものを提供し続けるために常に進化し続けなければ存在意義がないってことなんだと思います。